子どもの明るい未来を閉ざしてしまうかも?専門医を避ける親たちへ
子どもたちには、キラキラとした無限の未来が待っていますよね。その未来を一緒に描くためにも、子どもの成長には手を差し伸べることが大切です。でも、その大切な成長の過程で、ちょっとした心配事が出てくることもあります。そんな時、何か専門家の力を借りた方がいいのかなと思っても、つい後回しにしてしまうこと、ありませんか?
専門医に行くことへのためらい
多くの親御さんが、専門医に子どもを連れて行くことに二の足を踏んでしまう理由は、「周りに子どものことが知れ渡ってしまうかもしれない」という心配からです。でも、実はこの心配、大きな誤解なんです。
医師には、刑法134条(秘密漏示)第1項で「その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、6月以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する」と厳ししく書かれています。
つまり、あなたのお子さんについて医者が他の場所であなたに同意なく話したら、刑務所のオリの中に入るか、罰金が科されるのです。そんなことをしてニュースになったら、その医師は医療で生計を立てることが不可能になります。
これだけの厳しいルールがあるので、子どものことが外に漏れることは、基本的にあり得ないのです。
早めの対応が大切な理由
子どもの成長に関するちょっとした心配ごとは、早めに対応することで、ずいぶんと違いが出てきます。たとえば、言葉の発達が気になる時、早く専門家のアドバイスをもらうことで、コミュニケーションの楽しさを存分に味わえるようになります。早期発見、早期対応は、子どもたちが自分らしく、明るい未来を歩んでいくための大切な一歩なんです。
親としてできること
親としては、子どもが抱えるかもしれない小さな心配ごとに、早めに気づいてあげることが大切です。そして、その小さな心配が大きなチャンスに変わるよう、専門医のもとへ連れて行く勇気を持ちましょう。専門医へ行くことは、子どもにレッテルを貼ることではなく、子ども一人ひとりの特性を理解し、その子に合ったサポートをしてあげるための大切なステップなのです。
私の体験
今まで書いてきた内容に関して、私は貴重な体験をしています。
私の弟について
私が子供の頃、私の弟の様子が「何かおかしい。話していることが事実と違い、何故か兄である自分が悪者にされている」と感じたことがありました。弟は、知的能力は優れていたので、両親は弟の様子のおかしさを真剣に考えることがありませんでした。まさに、多くの皆さんが勘違いしている「病院なんかに連れて行ったら、周囲に知れ渡って子供の将来が潰される」という、あり得ないことを妄想している人でした。
弟が大人になって就業もままならないことから、やっと病院に行くことになりました。その結果は「精神障害あり」というものでした。医師の診断が出たときには、すでに手遅れ。せっかく高学歴を身に付けたのに、定職には就けない人生を送ることになってしまいました。
私自身について
私自身も発達について問題を抱えていました。どうも落ち着かない、そして数字の概念が完全に欠落している人物でした。
落ち着きがなかったので、学生時代は本当に浮いた存在だったと思います。
学生時代に「自分は発達障害なのでは? 注意欠陥多動性障害(ADHD)と学習障害(LD)なのでは?」と思い、親に専門医のいる病院に行かせてほしいと頼むも、それは許されませんでした。
大人になってから医師の元で相談すると、やはり「該当あり」というものでした。そのために、「ストラテラ」という薬を処方されましたが、これが私には本当に効果がありました。驚くほど落ち着いて行動できるようになりましたし、「いま、何をしたっけ?」「さっき持っていた物は、どこに行った?」などと大騒ぎをすることがなくなりました。投薬治療の結果、今やったことを忘れてしまうことがなくなったのは、私にとって大きな変化でした。
同時に、「もっと早く投薬治療を受けられたら、学生時代には勉強に集中できたんだろうな。それができたら、もっと良い大学にも行けたんだろうな」と思ってしまいました。
結び
子どもたちの未来は、まるで大きなキャンバスのよう。そのキャンバスに、一緒に色とりどりの絵を描いていくためにも、少しの心配事があったら、勇気を出して専門医に相談してみませんか? その一歩が、子どもたちの輝く未来への大きな一歩になるはずです。子どもたちの幸せな笑顔のために、私たち大人も学び、成長し続けましょう。
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